ファクタリングは違法なの?
上記のように、ファクタリングは合法的な資金調達方法なのか知りたいとお考えですか?
ファクタリングでの資金調達は、違法ではありません。
今回は、ファクタリングが違法ではない理由について詳しく紹介していきます。また、違法業者の見分け方についても紹介していきましょう。
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1:ファクタリングは違法じゃない!3つの理由
しかし、ファクタリングが本当に違法ではないのか気になりますよね。
この章では、ファクタリングが違法ではない3つの「法的」理由を紹介していきましょう。
- ファクタリングはあくまで「B2B」
- ファクタリングを規制する法律がない
- 売買契約に該当する
上記の理由について詳しく解説していきます。
1-1:ファクタリングはあくまで「B2B」
1つ目の理由は、「ファクタリングはあくまでB2B」であることです。
ファクタリングは、基本的にB2Bで取引が行われます。
「違法」と呼ばれるのは、ファクタリング業を装った貸金業です。
違法な貸金業は、B2Cで取引が行われます。
貸金業の定義として、2つのケースを見ていきましょう。
- 手形割引と類似する方法で金銭の貸し借り
- 売掛担保と類似する方法で金銭の貸し借り
ファクタリング取引はB2Bで行われるため、貸金業法に該当しません。
1-2:ファクタリングを規制する法律がない
2つ目の理由は、「ファクタリングを規制する法律がない」ということです。
ファクタリングが違法と疑われるのには2つの懸念があります。
- 貸金業法に触れるのでは?
- 出資法に触れるのでは?
ファクタリングは、上記2つの法律に該当しないため合法的な資金調達方法と言えるのです。
1-3:売買契約に該当する
3つ目の理由は、「売買契約に該当する」ことです。
2社間ファクタリングでは、債権譲渡登記を行わないケースがあり、民法555条の※「売買契約」が適用されます。
※売買契約とは、物・サービスを提供し、金銭を受け取る際に発生する契約です。
2社間ファクタリングは「債権譲渡→金銭を受け取る」流れとなっているので、売買契約に該当します。
参考:民法第555条|WikiBooks
2:知っておきたい!違法業者を見分ける5つのポイント
ファクタリング会社の中には、「ヤミ金」と呼ばれる違法業者が存在します。
違法業者からの詐欺被害を未然に防ぐために、違法業者を見分ける5つのポイントについて紹介していきましょう。
- 契約書がない
- 手数料が明らかに高い
- 現金でのやり取りを迫られる
- 連絡スピードが遅い
- 会社概要が不透明
上記5つのポイントの中から1つでも当てはまるファクタリング業者は、利用しないようにしましょう。
さっそく解説していきます。
2-1:契約書がない
1つ目のポイントは、「契約書がない」ことです。
違法業者は、ファクタリング契約時に契約書を用いない可能性があります。
契約書は「手数料」や「契約内容・条件」といった取引を証明する書類でもあるのです。
万が一、ファクタリング会社から契約書が渡されない場合はすぐに取引を中止しましょう。
2-2:手数料が明らかに高い
2つ目のポイントは、「手数料が明らかに高い」場合です。
ファクタリング取引にかかる手数料は、ファクタリング会社が設定することができます。そのため、違法業者は相場より高い手数料を設定している可能性があるのです。
しっかりと見極めるためにも、まずはファクタリング取引にかかる手数料の相場(自社調べ)を見ていきましょう。
- 2社間ファクタリング:10~20%
- 3社間ファクタリング:1~5%
悪質業者だけでなく、ファクタリング会社を選ぶ際も上記の手数料相場を参考に検討してみてください。
上記の相場より明らかに高い手数料を提示された場合は、利用しないようにしましょう。
2-3:現金でのやり取りを迫られる
3つ目のポイントは、「現金でのやり取りを迫られる」ことです。
悪質業者は、現金でのやり取りを強要してくる可能性があります。
通常のファクタリング会社では、指定口座を用いて取引をすることを把握しておきましょう。
現金での取引をすすめてくる場合、悪質業者である可能性が高いため、すぐに取引を中断することが大切です。
2-4:連絡スピードが遅い
4つ目のポイントは、「連絡スピードが遅い」点です。
多くのファクタリング会社では、電話・メール対応をするスタッフが常駐しています。
問い合わせに対するレスポンスも早く、スムーズな取引をすることが可能です。
しかし違法業者の場合はレスポンスが遅く、連絡が滞る可能性があります。
問い合わせた際は、「レスポンスの早さ」「言葉使いの丁寧さ」を見てファクタリング会社を判断するようにしましょう。
2-5:会社概要が不透明
5つ目のポイントは、「会社概要が不透明」な点です。
正統なファクタリング会社を選ぶにあたって、注意する項目が5つあります。
- 運営会社名
- 所在地
- 代表者名
- 資本金額
- 設立年月
違法業者の場合、上記5つの概要が記載されていない場合があるので注意しましょう。
所在地は記載されていても「バーチャルオフィス」である可能性があるので、事前に一度調べることをおすすめします。
3:安全なファクタリング会社3社を紹介
安全なファクタリング会社はどこなの?
上記のように、優良なファクタリング会社が知りたいとお考えですか。
この章では、口コミ等のレビューが良く安心して利用できる3つのファクタリング会社を紹介しましょう。
- ウィット
- 事業資金エージェント
- anew
さっそく上記3社について紹介していきます。
3-1:ウィット
ウィットは、500万円以下の小口取引を専門としています。
ウィットでは非対面で契約することができ、最短2時間で資金化することが可能です。
電話一本で申し込みが完了するので、迅速な資金調達をお考えであればベストなファクタリング会社と言えるでしょう。
ウィットの公式サイトを見る
3-2:事業資金エージェント
事業資金エージェントは、1,000万円までの取引なら最短3時間で資金化することができます。「来店する時間がない…」といった場合でも、事業資金エージェントでは来店不要で利用することが可能です。手数料は1.5%~利用することができるので、資金調達コストを抑えることができるでしょう。
事業資金エージェントの公式サイトを見る
3-3:anew
anewは、全ての手続きがインターネット上で行うことができます。さらにオンライン24時間対応しているので、「日中に手続きをする時間がない…」といった場合でも夜間に申し込むことが可能です。
anewの公式サイトを見る
まとめ
ファクタリングが違法ではない理由について紹介してきました。
ファクタリングは、合法的な資金調達方法です。
法的観点でみても、「売買契約」に該当するため安心して利用することができます。
しかし、中にはファクタリング業者を装った「ヤミ金」業者も存在するので注意しましょう。